今更ジュニアの死因をどうのこうのいっても始まらない話だが、 どこかで誰かのお役に立つこともあるかもしれない。
入院先の獣医さんのひとこと。
「白っぽい便が出ると結構危ないんだけど・・・。」
それって・・・。
実は、ジュニアは下痢もしていたけど、形になってきたときにやけに白っぽいウンチをしたのだ。何だろうと不思議だったので、連れ合いが近所の獣医さんに連れて行ってくれたときに、聞いてとお願いした。でも、その時は何の返事もなかったような。。。
それで気になって検索をかけたら、たどりついたのが「猫のIBD」というサイトである。
( 炎症性腸疾患:Inflammatory Bowel Disease、略してIBD )
白い便は「脂肪便」。
ジュニアはあまり吐く子じゃなかったし、便秘もしなかった。
あの悩んでいたとき、ついに下痢を起こして、もう駄目だと病院へ駆け込んだ。
もっと早く気付いてあげられれば、もしかしてジュニアはもう少し生き延びられたのかもしれない。
(ジュニアの場合、膵臓からの消化酵素が出ていなくて、膵臓外内分泌不全症だった。
それで、白いウンチが出てしまったようだ。)
あのサイトにこんなことが書いてあった。
病状が重くなると、猫は抑うつ状態に陥り、あまり動かず、暗い所を好むようになります。発熱しているかもしれません。また特に高い熱はなくとも時に冷たい場所を好みます。部屋の隅から隅へ、暖かい処から冷たい処へと無意味にも見える短い移動を繰り返したりします。(ほとんど表情には出しませんが、お腹の痛みや全身の苦しさに何とか対応しようとしているのでしょう)
IBDの末期に到達してしまった猫は、日々、目に見える恐ろしいスピードで衰弱していきます。生命維持エネルギーとして筋肉を消費せざるを得ない為(他の理由もあげられますが)一番大きな筋肉を持つ後肢の衰えが日々目立ち、ふらつくようになってきます。たとえアシストフィードを受けている猫であっても腸管が栄養を全く吸収出来なくなってしまうので実質、飢餓状態なのであり、よって急激な体重の減少がおこります。
ご飯をあまり食べなくなった頃のジュニアは、シューズインクローゼットによくこもっていた。
夏場なのに、一番熱気がこもるところだけど、床は大理石でひんやりとしている。
おまけに、狭くて暗い。。。。
後ろ足がやせ細ってガリガリになってしまったのは、見るのも忍びなかった。
猫が具合が悪くなると、安心できる場所にこもって、自然治癒するのを待つというのはよく知られている。
なんで、気付けなかったんだ。
どうしてもっとジュニアのことを真剣に考えなかったんだと、自分のブログの7月あたりの記事から読み返すのがつらい。
さらに、あのサイトには、こうも書いてあった。
猫は基本的に単独行動をとる生き物であるためか、痛みを表現することは比較的稀であると言われています。我慢強いのは確かですが、そのせいで 猫の疼痛は多くの場合日本では完全に無視されています。しかし痛みを感じないはずはありません。悪心を生じているときや、排便時に聞くいつもとは少し違う声、これは相当な苦痛や痛みの表現である可能性が高いと考えざるを得ません。そして性格の変化(のように見える)や日常の行動に引き籠もりがちな変化が見られるとき、猫はひたすら痛みをじっと我慢している可能性があります。人間の場合を知ることは参考になるでしょうか。あるIBD患者さんは、その療養生活を「突如襲ってくる、わけのわからない、度重なる、お腹の痛みと闘う日々」と表現なさっています。
ジュニア、どんなに苦しかったことか、つらかったことか、それを思うと、いかに自分が馬鹿なのかと責めたくもなる。
タイムマシーンがあったなら、あの頃の自分をぶん殴りに戻りたい。。。
ジュニア、ごめんよ。つらい思いをさせちゃったね。許してと、今はただただ謝るしかない。
まぁ、すべては今更いっても仕方のないことなんだけど。。。
気を取り直して、ジュニアの昔の写真。

耳だけやけに大きかったジュニア。コロンもそうだけど、耳だけは大人になってもサイズが変わらないのかな。

ブルーがよく似合う子だったね。。。
▲ by mycolon | 2013-10-04 22:22 | ジュニア | Comments(6)