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不思議な気配

 3月22日木曜日、早朝なにやら不思議な気配を感じて目が覚めた。この感覚は・・・・。
そうだ、マイコロンだ。今は亡きマイコロン。元気だった頃はいつもふにゃの顔に寄りかかって寝ていたマイコロン。そのマイコロンが寄り添っている気配が顔の辺りに感じられたのだ。
 マイコロンが虹の橋へいってしまってからすでに10年が経とうとしている。その間にマイコロンの気配を感じたのはただの1回だけである。マイコロンがいなくなった悲しみに打ちひしがれ、深夜マイの霊前でろうそくを灯しながら、涙していたときにそっと優しい風が炎をゆらした。窓は閉めていてエアコンも切ってあった。そんな中で、炎が揺らめいたのだ。マイコロンだとわかった。なぜだかわからないが、マイコロンが「ぼくは大丈夫だから、安心して」と泣きそぼる私をなぐさめにきたのだと直感した。そして白いひげを生やした痩せた老人に抱き上げられるマイコロンの姿を見たような気がした。そうだ、マイコロンは神様の元へ帰っていったんだ。この地上での役目を終え、天上へ帰っただけなのだと感じた。
 それ以来、マイコロンのことは、せめて夢にでも出てきて欲しいというふにゃの思いと裏腹に、夢にも出てこなかった。それがなぜ、10年近く経って気配を感じたのだろうか。不思議なことがあるものだといぶかりながら、ベッドを出たのである。

 在りし日のマイコロン。すでに右目が見えていない頃である。
不思議な気配_f0135859_2223368.jpg


 不思議な気配はこれだけではなかった。仕事を終えて帰りの電車に乗って、座席に座りうとうとしていたとき、ふいにマイコロンの重さをひざに感じた。確かにひざの上に通勤用のバッグを乗せてはいたがそれとは違う重さである。両の手にも気配が感じられた。霊感が強いとはけっしていえないふにゃだ。朝の出来事ともあわせて、一体これはどうしたというのだろうかといういぶかしがる気持ちだけがあった。

 この日、ミィの里親さん探しのポスターを貼らせてもらった動物病院へ相談がてら話をしに行こうと思っていたふにゃであるが、先に書かせていただいたように、びっくり仰天の結末が待っていた。あれもこれも、マイコロンが見守っていてくれたとしか思えない不思議な気配であった。

by mycolon | 2007-06-22 22:22 | ねこ | Comments(2)

Commented by catfan at 2007-06-23 13:58 x
私は先代猫を無くしてんん十年も経つのに、夢に出てきたり、感じたりしません。
私が薄情なのか、虹の橋で幸せにしていて、飼い主の私を忘れたのか、ちょっと
悲しくなりました。4ヶ月で、父の住んでいた家に兄が住んでいたので、託して
しまったのです。飼い主を兄だと思っているのかなぁ。
私の所にも今度夢でいいから現れて欲しいです。
Commented by mycolon at 2007-06-24 09:56
コメントありがとうございます。

ねこさん、決してねこさんが薄情ということはないと思います。
先代猫ちゃん、すでに毛皮を着替えて、ねこさんのすぐそばにいるかもしれませんよ。
霊感とかスピリチュアルとかあまり関心のない私ですが、
この日は疲れていたこともあり、ぼんやりと夢うつつの世界にいたから感じ取れたのかもしれません。
本当に不思議な出来事でしたが、ミィの里親さんが決まったことに、気をとられ
その日はそんなことがあった事を忘れていたくらいです。
後になって、そういえば・・・と気づいたくらいです。
いまだに茶トラ白の猫を見ると、マイコロンを思い出す私です・・・。