カテゴリ:猫本( 11 )

秋の猫

 今日は9月25日、今から20年前、マイコロンは逝った。
猫エイズと白血病のダブルキャリアで、最終的には白血病、リンパ腫で亡くなった。
亡くなる一週間前から、貧血がひどくなり輸血でどうにか持っている状態だった。
獣医さんからは安楽死を勧められていた。
その宣告を受けたときは、もう、どうしていいのか頭がぐしゃぐしゃ。
連れ合いは、あともう一回だけ輸血してもらって
それでだめだったらあきらめるからといっていた。

日中誰もいない部屋で一人っきりにするのが心配だったが、
獣医さんが預かってもいいですよと、親切にいってくださり、
その言葉に甘えていた。

そして、9月25日、仕事帰りにマイコロンを病院へ迎えに行き
連れ合いの言葉を獣医さんに伝え、結論を引き延ばしたのだ。
帰り道、キャリーの中で態勢を変えようとしたのか、マイコロンが暴れだした。
そして、叫び声。。。
立ち止まってキャリーの中を覗き込んだが、暗くて様子はよくわからない。
ただ、マイコロンが逝ってしまった予感はしていた。
家に帰りついてキャリーを開けても、マイコロンは動かない。
やはり、あのときこと切れていたのだった。

あの日のことは20年経った今でも鮮明に覚えている。

猫は人間の四倍のスピードで歳をとるという。
してみると、20年という年月は猫にとって80年?
しかし、あの世とこの世と同じ時間が流れているとは限らない。
時間という概念もないのかもしれない。
何年か前の命日に、「もう生まれ変わるから」というマイコロンの声を聞いたような気がした。
それからは大げさにすることもなく、ただ静かにマイコロンの思い出に浸る日となった。

今年は、コロンに続いてミーニャも虹の橋へ行ってしまい、
いつもの祭壇?している場所は大賑わい。
コロンとミーニャはタワーの上段へ移動してもらい、
ジュニアとマイコロンを和室から移した。
キャットタワーの使い道は、今の我が家ではそれくらいしかない。

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すっかりシンプル質素になってしまったが
いつか、きちんとこの場所を整えてあげたい。

猫がいなくなって、いつも同じような写真ばかりになっている。
それじゃぁちょっとつまらないので、久々に猫本を上げておこう。
季節も秋。ということで、こちら。
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男はもうこりごりと思った私は、ついに念願の猫を飼うことにした。が、二匹のうちの一匹がどうしてもなつかない。表題作「秋の猫」。夫婦で犬を飼い始めたとたん、仕事は順調、夫は女をつくった。いざ離婚というときに、夫も私も犬の親権を主張して譲らない。「幸運の犬」ほか、犬や猫との交流をとおして、心を癒され、孤独の寂しさを埋めてゆく男女を描く、心温まる短編集。

もう10年以上前に読んだ本。
猫だけでなく犬の出てくる話も入っている。
犬や猫を介して人間の心、特に女性の気持ちを描いた短編集。
共感できることも多かったが、ちょっと今の女性の気持ちとはずれているかもしれない。
何が何でも結婚したいとか玉の輿を狙うなんて、ないもんなぁ。
旦那に経済的にぶら下がって生きていくより、自分で稼いで自立するって女性が増えてる気もするし。。。。
まぁ、これはふにゃの勝手な思いではあるけれど。


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by mycolon | 2017-09-25 21:07 | 猫本 | Comments(0)

久々の猫本

猫本がたまっていた。
 久々にUp
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 印象に残っているのは、加門七海さんの「猫怪々」
  内容紹介
   「仔猫が変えたオカルト人生!?
    路地裏で出会った一匹の病気の仔猫。
    見捨てておけず新居マンションで飼うことにするが、
    以来数々の怪異現象が始まった。
    この猫は一体何者なのか?
    作家と不思議猫の日常を綴る異色オカルトエッセイ。」

 何やら見える方らしいが、引っ越しをして子猫を保護した顛末記。
  オカルトに興味がなくとも、楽しめるというか猫好きとしては共感できるエッセイだ。
   カバーがすごろくになっていて、切り取るとさいころになるという楽しいおまけもある。

  以前、違う記事で「言霊」のことを書こうと思って止めたことがあった。
   この本の中に少しだけ触れてある。
    そのことについてはまた機会を改めよう。

そのほかの本についても、また時間のあるときに。
  簡単に触れておくと、おすすめは右の4冊。

    ということで、今日はここまで。。。
 
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by mycolon | 2015-10-06 22:38 | 猫本 | Comments(6)

眼が見えない猫のきもち

11月8日、徳大寺有恒さんの訃報をニュースで知った。

 「間違いだらけのクルマ選び」の著者だ。

 車にはとんと興味がなく知識もないふにゃだが、
  なぜ、徳大寺さんの訃報にはっとさせられたかというと・・・。


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    これだ。

 2005年8月に初版。
  おそらく発売と同時に購入したと思う。

 ノラ猫だったチャオちゃん。目が見えずおまけに猫エイズのキャリア。
  そんな子猫をわが子同然、いや、それ以上にかわいがって愛している姿がほほえましい。
  こわもてのおじさんが猫にメロメロになっている。
   徳大寺さんの優しさが垣間見られるそんなエッセイだ。

 
  雷が怖いらしく、おびえて隠れてしまうチャオくん。
   事務所で、「午後、雷」という予報を聞き、慌てて自宅に飛んで帰った徳大寺さん。
   外出中だった奥様も、用事を切り上げて帰ってきたという。
  本当に、かわいがっていたんだなぁってよくわかるエピソードだ。

今日は、徳大寺さんを偲び、あらためてこの本を読みなおした。
  当時、8歳くらいだったチャオぴん、もしかしたら先に虹の橋へ行っているのかもしれない。
 
 今頃はかわいいチャオぴんと再会してるかな。

  徳大寺有恒さんのご冥福をお祈りいたします。。。
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by mycolon | 2014-11-09 19:39 | 猫本 | Comments(0)

イノチって、おわらない

先日、本屋さんで何げなく手にした文庫本。
   読み始めたら止まらなくなり、一気に読んでしまった。
     さらには2度も読み返した。

 それが、この「ぼくとアナン」。
     このブログのライフログにも載せてしまったくらいのお薦めの本だ。
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  「ぼく」というのは、ネコのバケツ。
”イエナシビトのナガレさんにゴミ箱から拾われて助けられた。そして聖夜のゴミ置き場で、こんどはぼくが人間の赤ちゃんを見つけたんだ。男の子の名はアナン。何かに導かれるように、ナガレさんとアナンとぼくのふしぎな旅が始まった。イノチとタマシイのきらめきを描く、奇跡の物語。”

   本の後ろの説明文にはこのように書いてある。

 すべての子どもたちへとあるように、ネコのバケツの視点で書かれているため、小さな子どもでも、
 読みやすく理解しやすいものとなっている。
  実は、この本の原点というか元になっているのは、「アナン、」という本だ。
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    こちらはというと、大人の事情が満載、いっぱい詰まっている。
   誰でも心の中に秘密を抱えている。その秘密がいっぱい、これでもかと書かれているのだ。
   大人が読むにはいいが、子供には確かに理解しづらいだろう。

 「ぼくとアナン」の解説によると「アナン」を出版したときに、作者は「何かやり残しているような気がした」という。
「書きたいことは全部、最後の一文字までも書いたのに。もう、力はつかいはたしたのに。あとは、みんなに読んでもらえれば・・・・・」

   その「みんな」の中に子どもたちが含まれなかったことに作者は気づいたのだ。
 さらに、共著者のホームページに、小学生の子供にどうしてもこの話を伝えたいというメールが届いたという。
 このことで、「ぼくとアナン」という感動的なファンタジーが誕生したのだ。

   この本の中にはユーモアもあるが、素敵な言葉があちこちに宝石のようにきらめいている。
 あまり書いてしまうと、著作権に触れてしまいそうなので控えるが、気になる方はどうぞ、ご自分でその言葉の宝石を探してみて欲しい。

 この「ぼくとアナン」を読んだあと、どうしても「アナン、」が読みたくて、アマゾンで注文。
   これまた一気読みだった。
 「ぼくとアナン」がファンタジーなら、「アナン、」はスピリチュアル・ファンタジー。
   久々にのめり込める読みごたえのある本であった。

ということで、最後はイエナシビトのように、箱の家でご満悦のジュニア。
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     そして、コロン。
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by mycolon | 2009-06-22 22:03 | 猫本 | Comments(7)

みかんとミズイロ

ちょっと話が約1ヶ月前に遡る。
      「みかん絵日記 特別編・1
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   これを本屋さんで買ってそのまま電車に乗り、買い物へGO。
 電車の中で読んで、ウルウルしてしまったふにゃ。つい、隣に座っていた連れ合いにも読ませてしまった。
 目的の駅についてからも読み終わらないといってベンチに座って第一話を読み続ける連れ合い。
いきなり、ハンカチを取り出し目頭を押さえる。
見ると目が真っ赤。007.gif
         鼻もぐしゅぐしゅで、見事に泣いていた。

  やったぁ~017.gif    (何が、やったなのか?)

   何かと涙もろい連れ合い。絶対に泣いちゃうだろうなと思ったよ。 
         一番最初の「水色の猫」。これは泣ける。

   ほかにもいい話や考えさせられる話はあったが、これは秀逸。
 「みかん・絵日記」は昔から好きで、全巻そろっているが特別編が出たのは最近のこと。
 第2巻は11月発売だそうだ。これはぜひとも買わなくっちゃ・・・・。

   ジュニコロのご飯はというと、今朝もかぼちゃペーストを混ぜ込んだもの。
  ジュニアもコロンもぷいっ!
     抗議の鳴き声がうるさい。
  放って置いたら、コロンのお皿にジュニアが行ってぺろぺろ。。。。
  コロンは匂いをかいだだけで、砂掛けポーズ。
     それでも少しだけ口にしてくれた。
   コロンのお皿だけはきれいになったが、ジュニアのほうは手付かず。
 もうぉ~~~~~。

   仕事に行くのに、どたばたしていたら片付けるのを忘れちゃいましたよ。

    帰ってきてみたら、ジュニアのお皿がきれいになっていた。
   ということは、時間を掛ければ食べるということか・・・。
 
  それで今日の夕食は、いつもどおりかぼちゃペーストを混ぜ込んでお水を控えめに入れてみた。
おぉ~~~~、ジュニアもコロンも食べてるよ。
    でも、混ぜ込んだかぼちゃの量だけ残った。
      ということは、混ぜた分だけ缶詰を減らせばいいのか・・・・・。納得。

 先日のジュニコロ。ソファの上でくっついていた。
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コロンのあくび。
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きょとんとしたジュニア。
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ぐしゃぐしゃなのは、ジュニコロのせい。。。汗
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by mycolon | 2008-10-20 21:56 | 猫本 | Comments(13)

紛らわしい・・・

大体からして、紛らわしすぎ・・・

    本棚からあふれていた本を入れようとしていて、あれっと・・・・

                 「作家と猫」    「作家の猫」 

   背表紙だけをみて、同じ本をまた買っちゃったかなと焦った。。。

           出してみたら、まったく違う本。。。
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紛らわしすぎ・・・。

   中身はまったく違うけど、背表紙をみたら絶対に見間違うってば。
 ふにゃの意見を言うならば、どちらかといえば「作家の猫」に軍配。読み応えが違う。

   ジュニアが足元でじゃれてくる。背中でコロンがふみふみ。。。
                     まともな記事が書ける状況ではない。
                            おまけに今日は酔っ払い。。。

     コロンとジュニアの今日のフォトは・・・
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箱入り・・・。上がコロンで、下がジュニア。二人とも箱入り息子だ(笑)。
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by mycolon | 2008-10-09 21:56 | 猫本 | Comments(12)

大量、大漁、大猟?

梅雨が明けてからというもの、毎日暑い。。。。008.gif

    すでに夏ばて気味のふにゃである。
       外へ出ると、まるでサウナ。汗びっしょりになってしまう。
              こんなときは、外へは出たくなくなってしまう。。。。

       だからというわけでもないけれど、ここ2週間でたまった本。
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猫に関するものだけで、これだけあった。

    ねこパラのグラビアは、あの「ネコナデ」のトラちゃん。
 岩合さんのフォトと文章を堪能し、「作家と猫」ではあの「アブサン物語」の村松友視(視の字が変換できない。示す偏の旧字です。ごめんなさい)をはじめ錚々たる作家たちの猫自慢に、うんうんとうなずき、「うちの猫のキモチがわかる本」では今更ながらにへぇ~と驚き、納得した。

  一番印象に残ったのは、重松清さんの「ブランケット・キャッツ」。
    二泊三日、毛布付のレンタルキャット。猫を介してさまざまなステージの人間を描いている。
 最初の「花粉症のブランケット・キャット」では、
   ちょっと違うんじゃないのとか思いつつ読み進んでいったのだが、まぁ、そういうこともありかと・・・・。
      全部で7編の物語から構成されているが、読んでいるうちに吸い込まれた。
            メルヘンチックな物語があれば、シビアな物語もある。
                 久々に夢中になれる本であった。
      
  さて我が家の、気まぐれわがまま王子たちはどうしているかというと・・・・
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 珍しく和室のたんすの上にいたジュニア。

   窓際の猫ベッドで不細工な顔をしていたコロン。
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  ジュニアは高いところがお好みらしい。
コロンはジュニアに比べ寒がりということもあり、高いところよりも暖かいところが好き。
     そうしているのも、エアコンの効いた室内だからだろうな。。。。
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by mycolon | 2008-07-27 15:51 | 猫本 | Comments(20)

旅のお供

昨日の土曜日は、たまっていた疲れが一気にどっと出てしまい、一日中何もせずに寝てしまった。

  というのも、先日の義父の葬式から始まった一連の騒動だけでなく、木曜日は健康診断でバリウムを飲み下剤を飲んだのが効きすぎておなかの中が大騒ぎ。続く金曜日は、有給を取ってN潟へ日帰り。朝5時起きで、帰り着いたのが夜もとっぷりと暮れた11時。いい加減歳なのに結構ハードスケジュールだったなぁ。。。。。

  新幹線の中で読んでいたのがこれ。
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 日高敏隆さんの「ネコはどうしてわがままか」は、猫だけでなくいろんな生き物の不思議についてユーモアたっぷりに書いてある。解説がまた楽しい。ジャズ奏者の山下洋輔さんが書いてらっしゃるのだが、解説が解説でなく、山下さんのうちの猫についてこれまたユーモアたっぷりに書かれている。

 一方の「吾々は猫である」、こちらはフォトとエッセイ。いろんなところの野良猫や飼い猫。さまざまな猫のフォト満載。田代島のあの”垂れ耳ジャック”も載っていた。 驚いたのは、この本のあとがき。
  「CAT]を英和辞書で引くと・・・・・・3番目にジャズ奏者と出てくるという。念のために我が家にあった辞書でも調べてみたら、確かにジャズ狂とか書いてある。う~~~ん、ジャズ奏者の山下洋輔さんは「CAT]なのかと妙に納得したのであった。。。。。

  

さてさて、ジュニコロはというと・・・
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by mycolon | 2008-06-08 20:47 | 猫本 | Comments(8)

桃の手紙 ~作画・落合崇秀~

今朝、お友達のブログ(☆ぴろりん&けんちゃん☆レオン君&のこりん生活日記)へお邪魔したら、素敵な絵本が紹介されていました。

   多くの人に見ていただきたいということで、転載してくださいとのこと。
      ただし、作者の落合さんは著作権を放棄はなさっていませんので、誤解のなきよう。。。。

 ということで、ふにゃもここに転載させていただきたいと思います。。。。。。。



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   『ママ、ママ、大好きだよ』
   『ママもミー君のこと大好きよ』
 
   『ママ、私もママ大好き』
   『ママもマリちゃんのこと大好きよ』
 
   『私だって大好きだもん』
   『ママもミニちゃんのこと大好きよ、さあみんな、ねんねですよ』
 
 
ママ猫と、ミー君、マリちゃん、ミニちゃんは、仲良くねんね。
いつもとかわらない、四人の安らかで幸せな時間。
いつものように、幸せな「おはよう」があるはずでした。




・・・でも、目覚めた子猫たちの目に映ったのは、見たことのない景色。

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 『ココはどこ?どこなの?』




それ以上に、驚いて、悲しかったのは、ママがいなかったこと。
冷たい固い段ボールの中に、たった三匹…。




   『ママーっ!!ママーっ!!』




何度も何度も、三匹の子猫は呼び続けました。



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何も食べてなくて、お腹がペコペコで、フラフラしてきた。
でも、僕たちは声が枯れるまでママを呼んだんだよ。何度も何度も…
力を振り絞って『ママーっ!!ママーっ!!』って。




でも、やってきたのはママじゃなかった。




たくさんの、人間たちがやって来た。
僕たちのことを『かわいい』『かわいい』と言って
乱暴に持ち上げたり触ったりしたんだよ。

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怖くて怖くて…
痛くて、苦しかった。




僕たちは『かわいい』ってことの意味は分からなかった。
けど、凄く怖い言葉だと思ったの。




そんな人間がたくさん来て、去っていった一日…。
僕たちは、ヘトヘトになって眠ったよ。
ママのことを考えながら…


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朝がきたのに、一番おちびのミニちゃんは
いつまでたっても起きなかったの。




   『どうしたの?ミニちゃん!』




僕ととマリちゃんは何度も何度もミニちゃんを呼んだけど
ミニちゃんは眠ったまんま



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今度は触って起こそうとしてみたら
いつもポカポカで暖かいミニちゃんのお腹が、冷たかったんだよ。




   『なんでミニちゃん冷たいの?』
   『なんでミニちゃん起きないの?』
   『なんでミニちゃん動かないの?』




僕たちはミニちゃんに話しかけたけど、ミニちゃんは返事をしなかった。




   『マリちゃん、きっとミニちゃんは疲れて寝てるんだよ』
   『そうだね、もう少し寝かせといてあげようか…』




そんな話をしていたら、また人間たちがいっぱいやってきたんだよ。




昨日と同じように僕たちを乱暴に持ち上げて
『かわいい』『かわいい』と言ったよ。
そしてミニちゃんを見て『死んでるね』『かわいそう』と言って
ミニちゃんを土の中に埋めてしまったの。




   『やめて』って何度も言ったのに
   『やめて』って何度も叫んだのに




僕たちは自分の力で箱の中からも出ることも出来ず
ミニちゃんを守ってあげることが出来なかった。




怖くて・・・悔しくて・・・涙がでた。




疲れきった僕たちは
二人身を寄せあって、眠ったんだ。


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次の朝、また人間がやってきた。
僕たちは怖くて怖くて、もうヘトヘトだったけど、声を振り絞って言ったんだよ。




   『あっちへ行って!何もしないで!ママ助けて!怖いよ!』




でも、今度の人間は
何も言わずに、僕たちをそっと抱き上げた。
そして何処かへ…。


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着いた場所は、なぜかママの香りがしたんだ。
僕たちは、その「ママの香り」に近付き…飲んだ。




   『ママの味がするね』




『ミルクだよ、いっぱい飲んでね』 そう人間が言ったよ。




いっぱい飲んだら、お腹の中が熱くなって、ポカポカしてきた。
そして、久ぶりの暖かさに包まれて眠ったよ。
人間は、僕たちを二人だけにして、そっとしておいてくれたんだよ。




目が覚めるとあれだけ弱っていた身体が、少しだけ元気になっていたの。
横を見ると、マリちゃんも少し、元気そうだった。




そしてその人間がまた温かいミルクを持ってきてくれた。
『いっぱい飲んでね。ゆっくり仲良くなろうね』
そう言って、ちょっと離れたところから、僕たちを笑って見ていたよ。




次の日も次の日も、そのまた次の日も…

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ママへ




ママは元気ですか?ミー君だよ。



僕たちに、新しいママが出来たんだよ。



そのママは人間だけど、凄く優しいんだ!!



僕たちのしたいこと、嬉しいこと、なんでもわかってくれるママなの。



そうそう新しい名前が付いたんだよ『桃』って名前なんだ!



マリちゃんは『ラナ』になったよ♪



僕たちは元気だよ♪



幸せです。



でも僕たちは、本当のママの顔を良く思い出せなくなってきちゃったんだ。






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作者&挿絵:落合崇秀陶房・落合崇秀



協力:ブログ友達♪



ブログ絵本を書いての後書きです。
http://blogs.yahoo.co.jp/ochiai_takahide_toubou/11608677.html



落合崇秀へのコメントはこちらにどうぞ。
http://blogs.yahoo.co.jp/ochiai_takahide_toubou/11608579.html



転載元
http://blogs.yahoo.co.jp/ochiai_takahide_toubou/20909600.html





最後まで読んで頂きありがとうございました。
共感してくださった方、是非、転載お願いします。
そしてお子様が居る方、子供さんに読んで聞かせてあげてください。
この絵本でこの世から捨猫、捨犬が少しでも減ることを信じて。

そして共感して転載して下さった方
1年後2年後にもう一度転載してください。
新しい人に見て貰えます。
その時赤ちゃんだったお子が理解できる歳に成っています。

是非、宜しくお願い致しますฺ  




初掲載2008年2月10日
第2版~2008年2月14日



落合崇秀陶房
落合崇秀


♡ ♡ ♡ ♡ ♡ ♡ ♡ ♡ ♡ ♡ ♡ ♡ ♡ ♡ ♡ ♡ ♡ ♡ ♡ ♡ ♡ ♡ ♡ ♡ ♡ ♡ ♡ ♡


    いかがでしたでしょうか。この世から捨てられる命がなくなるよう祈らずにはいられません。
  感想等は落合崇秀様へ直接どうぞ。。。。。
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by mycolon | 2008-03-18 13:46 | 猫本 | Comments(1)

ねこひきのオルオラネ

 今日は、古い記憶の糸が手繰り寄せられてしまったので、懐かしい本のことを書かせていただきたいと思う。
ねこ砂に湧いた虫もまだ少々生き残って、あちこちに見受けられるのだが、この話も今日はなし。
 お酒も結構回っているので、ちょっと取り留めの無い文になりそうだ。
 マイコロンのことも近々書きたいなとも思っていたりするのだが、なんだかなぁ。。。。。

 もこりんさんのブログmes bijouxの先日の記事(←クリックしてみてください。)を拝見し思い出した本がある。

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「ねこひきのオルオラネ」
そして
「きらきら星のジッタ」  ともに夢枕獏さんの初期の作品である。
 
 今はずいぶんと作風が変わってしまった感のある夢枕獏さん。最近の作品はほとんど読んでいないが、最初は大人のメルヘンともいうべきとても夢のある作品を書いていらっしゃった。
 「カエルの死」という作品でデビューしたのだが、この作品を拝見してものすごいショックを受けたのを覚えている。
文章だけでこうも視覚に訴えられるものかと・・・・。

 その流れを汲んで、この「ねこひきのオルオラネ」も文字の配列等リズムを感じさせる。
このような作品は類を見ないのではないだろうか。

 私がこれらの作品を読んだのはもう20年以上も前のことである。

     なんと昭和54年である。あ、歳がばれる・・・・。
 
 今読み返しても、夢のある素敵なメルヘンであることには変わりがない。
宮沢賢治の「セロ弾きのゴーシュ」を思い出させる部分もあるが、まったく異なったジャンルの実験的な小説であるといっていいだろう。

 ちょっと紹介させていただく。
 ふと知り合ったオルオラネ爺さん。オルオラネ爺さんのねこ「イルイネド」そしてほかのシロネコ2匹。
イルイネドはブルーの美しい毛を持つ。
mes bijouxのもこりんさんのおうちのリッヒちゃんも輝くような美しいロシアンブルー。
共通項があって、連想されたのも無理が無い。

オルオラネ爺さんの指先がねこたちをなでると、奇妙な演奏が始まる。ベートーベンの第九交響曲。
三匹の猫たちから奏でられる生きた音楽、微妙な音色。
クリスマスイヴの夜の酒場は、興奮と熱気に包まれていく・・・・。

 *余談ですが、「オルオラネ」「イルイネド」、ネーミングが笑えます(わかりますよね?)。

 その続編とも言える「そして夢雪蝶は光のなか」、これは「キラキラ星のジッタ」と同じ文庫本に納められている。
「キラキラ星のジッタ」もロマンティックなメルヘンだ。
 興味のある方は是非とも読んでいただきたい作品である。
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by mycolon | 2007-10-10 22:58 | 猫本 | Comments(9)