ミィ!ミィ!ミィ!

ねこひきのオルオラネ

 今日は、古い記憶の糸が手繰り寄せられてしまったので、懐かしい本のことを書かせていただきたいと思う。
ねこ砂に湧いた虫もまだ少々生き残って、あちこちに見受けられるのだが、この話も今日はなし。
 お酒も結構回っているので、ちょっと取り留めの無い文になりそうだ。
 マイコロンのことも近々書きたいなとも思っていたりするのだが、なんだかなぁ。。。。。

 もこりんさんのブログmes bijouxの先日の記事(←クリックしてみてください。)を拝見し思い出した本がある。

f0135859_2234318.jpg

「ねこひきのオルオラネ」
そして
「きらきら星のジッタ」  ともに夢枕獏さんの初期の作品である。
 
 今はずいぶんと作風が変わってしまった感のある夢枕獏さん。最近の作品はほとんど読んでいないが、最初は大人のメルヘンともいうべきとても夢のある作品を書いていらっしゃった。
 「カエルの死」という作品でデビューしたのだが、この作品を拝見してものすごいショックを受けたのを覚えている。
文章だけでこうも視覚に訴えられるものかと・・・・。

 その流れを汲んで、この「ねこひきのオルオラネ」も文字の配列等リズムを感じさせる。
このような作品は類を見ないのではないだろうか。

 私がこれらの作品を読んだのはもう20年以上も前のことである。

     なんと昭和54年である。あ、歳がばれる・・・・。
 
 今読み返しても、夢のある素敵なメルヘンであることには変わりがない。
宮沢賢治の「セロ弾きのゴーシュ」を思い出させる部分もあるが、まったく異なったジャンルの実験的な小説であるといっていいだろう。

 ちょっと紹介させていただく。
 ふと知り合ったオルオラネ爺さん。オルオラネ爺さんのねこ「イルイネド」そしてほかのシロネコ2匹。
イルイネドはブルーの美しい毛を持つ。
mes bijouxのもこりんさんのおうちのリッヒちゃんも輝くような美しいロシアンブルー。
共通項があって、連想されたのも無理が無い。

オルオラネ爺さんの指先がねこたちをなでると、奇妙な演奏が始まる。ベートーベンの第九交響曲。
三匹の猫たちから奏でられる生きた音楽、微妙な音色。
クリスマスイヴの夜の酒場は、興奮と熱気に包まれていく・・・・。

 *余談ですが、「オルオラネ」「イルイネド」、ネーミングが笑えます(わかりますよね?)。

 その続編とも言える「そして夢雪蝶は光のなか」、これは「キラキラ星のジッタ」と同じ文庫本に納められている。
「キラキラ星のジッタ」もロマンティックなメルヘンだ。
 興味のある方は是非とも読んでいただきたい作品である。
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by mycolon | 2007-10-10 22:58 | 猫本 | Comments(9)
Commented by エレナ at 2007-10-11 07:45 x
秋の夜長にぴったりのご本ですねぇ~
町の図書館覗いてみようかしら~♪
最近は活字も読まなくなってしまってますからね~(笑)
Commented by catfan at 2007-10-11 09:36 x
夢枕獏さんの初期作品はこのようなものだったのですか。
興味あります。でも、気分(感情かな)の具合が悪く今読書が
止まってしまっています。
2冊読んだら、図書館で検索してみます。
Commented by もこりん at 2007-10-11 11:02 x
夢枕獏さん、初期の頃の作品って全然作風が違ったのですねw(☆o◎)w
まったく違うものを想像してた「猫弾きのオルオラネ」調べてびっくり。
へぇ~~~大人のメルヘンだったなんて。。。
ロマンティックじゃないですか、猫をタッチして曲を奏でるなんて~♪
これがアニメとなっていたなんて・・・見てみたい!
「キラキラ星のジッタ」の猫ちゃん、こういうとぼけた猫ちゃんの絵も大好き(*´艸`)ウフフ
Commented by み~ at 2007-10-11 14:52 x
へ~~さすが博識・・・本も沢山読んでるようだしすごいなぁ
私も夢枕獏の本は読んだことあるけど、もっとグロテスクなものだったような・・・
こんなのも書いてたんですか・・・へ~へ~~です
読みたい本が沢山ありすぎてわかんなくなっちゃった(^^;

時々出る酔っ払いふにゃさん・・・面白いけど大丈夫?
いいなぁ楽しく飲める人って・・・でも飲まれちゃだめだよ♪(笑)
Commented by エイミー at 2007-10-12 17:25 x
へぇ~!
夢枕獏さんの作品なんですね・・・
ぜんぜん今とイメージが違いますねぇ・・・
今 ちょっと読みたい本に出会えずにいたので、探してみようかなぁ・・・
Commented by こたつ2号 at 2007-10-12 23:55 x
ふにゃさんって、本当に本に詳しい!
いい本を教えていただきました。
早速、探してみます。
これからも紹介よろしくお願いします~。
Commented by mycolon at 2007-10-14 19:09
コメントありがとうございます。

エレナさん、この本はもう古いので同じものは出ていないでしょうね。
あるとしたら古本屋さんかな。
編集しなおしたものが、アマゾンで出ていますが、中はどうなっているのか不明です。

ねこさん、読書の秋ですね。
いつも図書館にいってらっしゃるねこさん、
いろんな本をお読みになっていると思います。
初めて夢枕獏さんの作品を読んだのが、「カエルの死」でした。
結構衝撃を受けたのですが、ちょっとキワモノっぽかったかも・・・・(笑)。
Commented by mycolon at 2007-10-14 19:16
もこりんさん、お兄ちゃんがりっちゃんをなでている動画、
あれはまさしく演奏しているって感じでしたよ(笑)。
りっちゃんだったらどんな音色の声が聞こえるのかしら???
ボイスレスといわれるロシアンブルーですが、
お兄ちゃんの巧みな演奏でりっちゃんも歌ってくれるかな。

み~さん、この本はいってみれば夢枕獏さんの原点ともいうべき本かもしれません。
山の話も出てくるし、物の怪とかもね。
最近の作品はまったくといっていいほど読んでません。
作風があまりにも変わってしまって、ついていけない・・・・。
今読み返してみると、その片鱗が垣間見られますが、
そこまで前面に出てきていなくて、ファンタジーとしての方が強いです。
>酔っ払い
ふはぁ~~、わかってはいるんですけどね・・・・・(笑)。
ついつい、夜になるとお酒に手が出てしまいます。
アル中にならないよう気をつけま~~~す。
Commented by mycolon at 2007-10-14 19:22
エイミーさん、確かにまったくイメージが違いますよ。
夢枕さんのほかの作品も読んだことがあるのですが、
あまりにも変わりすぎてついていけませんでした。
この本だけはん十年たった今も本棚に並んでいます。
無理にお奨めしませんが、青春を思い出すようなほろ苦いメルヘンになっています。
失恋という言葉も最近では縁の無い世界になってしまいました(笑)。

こたつ2号さん、私は乱読なんですよ。
だから読んでもざっと流すことが多いのです。
あまり印象に残らない本も結構あるし、忘れているものもあります。
何かきっかけがあると、そういえばと思い出しちゃうんです。
これって、歳だってことですね(笑)。
猫に関する本ばっかりなんで、旦那には「ねこ本は全部読んでるんじゃないの」って言われるくらいです。
でも、世の中の猫に関する本はきりが無いですよね。
いつか猫に関する本を集めた図書館を開いてみたいなぁ。。。。
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ねこ、ネコ、猫、ネコに振り回される毎日。
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