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許せない・・・虐待目的の仔猫譲り受け

このことを記事にしようかどうか一日悩みました。
普段お気楽なジュニコロミーニャのことを書いているこのブログ。
あまりに重い、命がかかわることを書いていいのだろうか…。

だけど、知ってしまった時のショック、
犠牲になったミスティくんはじめ何匹もの子猫たちの無念を思うと
やはり、書くべきだと思い至りました。
少しでも多くの方に知ってもらい、このような虐待が無くなるようにと…。

すでにご存じの方も多いかと思います。
川崎市での猫虐待事件。
 以下、共同ニュースからの転載です。

子猫虐待容疑で男を逮捕 インターネットで譲り受け 
神奈川県警麻生署は10日夜、子猫を床にたたきつけ、けがを負わせたとして動物愛護法違反の疑いで、川崎市麻生区岡上、会社員広瀬勝海容疑者(45)を逮捕した。

 同署によると「床を汚したので頭にきてやった。インターネットを通じて5月から10匹ぐらいもらい、1匹は川に捨て、他は逃げた」と供述している。

 逮捕容疑は2日午後8時ごろ、自宅アパートで自分が飼っている子猫2匹の顔面を床に数回たたきつけるなどした疑い。

 子猫は東京都足立区の女性(42)から譲り受けた。広瀬容疑者に子猫を譲った別の女性(52)が7日にアパートを訪ね、通路で死骸を発見し同署に通報した。

2011/11/11 05:49 【共同通信】


私がことの始まりを知ったのは、11月7日のtwitterでした。
  『イタズラをするからと里親の言葉「近所の川に流してきました」と11月6日連絡有り。黒白タキシード♂名前はミスティ君。 http://moby.to/jmr2k0 』

その後、気にはなっていたものの忙しさと体調不良が重なり、twitterをしばらく見ない日々が続きました。
そして、昨日、久々にのぞいたタイムライン。
 「容疑者がつかまった・・・」というツイートを発見。
   ミスティくんはどうなったのか・・・。
   リンクをたどっていくと、なんと、無残な姿で川の中で発見されたという。
     遺体からは、明らかに虐待のあとが・・・。

帰りの電車の中で、これを読んだときは胸が詰まりました。
  なんということ、これが人間のすることなのか。。。。
 こげんたちゃんの事件が頭をかすめました。
 あの事件があったあとも、このような虐待が行われているなんて、信じられない思いがします。

 さらにリンクをたどっていくと、この容疑者はミスティ君だけでなく何匹も何匹も虐待し、死に至らしめていたようです。共同ニュースの記事では今年の5月からとありますが、実際には3年前、少なくとも2年前くらいから仔猫を譲り受けて虐待していたようです。詳しくは、こちらのリンクをご覧になってください。そのことを思えば、この容疑者が殺したのは100匹を下らないでしょう。身の毛もよだつ凄惨な事件です。

 しかし、逮捕されたとはいえ、刑罰は非常に軽いものです。
故意に動物を殺傷した場合、器物損壊罪または動物愛護法違反に問われます。
器物損壊罪は、3年以下の懲役または30万円以下の罰金もしくは科料、動物愛護法違反は1年以下の懲役又は100万円以下の罰金。動物を虐待したときの法定刑は、50万円以下の罰金。同じく愛玩動物の遺棄も50万円以下の罰金です。民事上のことでは、飼い主に対して損害賠償の義務を負うくらいのもの。ただし、器物損壊罪は他人が所有しているものに危害又は損害を及ぼした際に適用されるので、譲り受けた子猫を自分のものにしてしまえば、この罪にはとわれません。民法も同じです。

 今回の事件では、猫の所有権が保護主さんから容疑者に移っていたと解釈され、器物損壊罪には問えず、民事の損害賠償訴訟も起こせません。所有者のいない野良猫だったら、もちろん器物損壊罪は適用されず、動物愛護法だけになります。こんなことが、あっていいものなのでしょうか。


おりしも、現在、5年に一回という動物愛護法へのパブリックコメント(意見公募)を環境省が求めています。

2分でOK!動物の法律改正パブコメ1携帯メールも可
  上記のリンクは、内閣府承認団体である公益財団法人どうぶつ基金さんです。

このような虐待事件がもう2度と起きて欲しくはありません。
 刑罰を重くしたからといって、虐待が全くなくなるわけではないかもしれませんが、抑止にはなります。命の重み、それは人間も猫も同じです。
 苦しみながら恐怖に震えて、最後は川に投げ捨てられたミスティくん。。。。
  その無念を思うと、少しでも何か行動を起こさなくてはと思います。

ミスティくんは、その無残な亡骸をもって容疑者逮捕への証拠を残したのです。
 私は、リンクをたどって川面に浮かぶミスティくんの亡骸を見ました。
   胸が張り裂けそうでした。

 どうかミスティくんの死を無駄にしないでください。
 動物愛護法改正へのパブリックコメントにご協力ください。お願いします。

 重たい記事になってしまいましたが、ミスティくんの冥福を祈るということでお許しくださいませ。

                      ミスティくん、どうぞ、安らかに・・・・・。

by mycolon | 2011-11-17 23:44 | その他 | Comments(11)

Commented by qf-potechi at 2011-11-17 23:57
全ての命を大切に…
ミスティくん、安らかに…
Commented by エイミー at 2011-11-19 00:48 x
本当に胸が張り裂けそうですよね・・・。
パブコメ 送りました。
Commented by JENNY at 2011-11-19 21:47 x
僕もこの事件には、本当に許せない気持ちでいっぱいです。
ミスティ君の痛み苦しみを考えたら、心が痛みます。
そして、犯人には怒りを覚えます。

僕が利用しているアメブロで、実際に(犯人に)猫を譲渡した方がいらっしゃいます。
その方の悲痛な思いと怒りは、本当に深いものを感じます。
リンクの許可を得ていませんが、「むぎまるマミーヌ」のキーワードでヒットすると思います。

日本の法律は、動物愛護に関しては甘過ぎですよね。
パブコメで少しでも前進してほしいですね。
Commented by はなまま at 2011-11-19 23:43 x
犯人に対して正直殺意すら覚えます。許せない!
怒りと悲しみとが入り混じってどうにかなりそうです。
こんな人間にはそのうち必ず天罰が下ると思います。
根本的に、教育も見直す必要があのではないでしょうか。。
日本の動物愛護に関しては遅れすぎです。
刑罰が厳しくなると虐待防止には絶対効果があると思います。



Commented by ふくたん主 at 2011-11-21 20:33 x
このニュースはこちらで初めて知りました。
それだけ報道されていないということですね・・
ミスティくんをはじめ、虐待されてしまった猫たちが安らかに眠れるよう、祈ることしかできません。
この国は精神異常者に対してあまりに無防備すぎるとは思っています。
Commented by mycolon at 2011-11-28 16:15
コメントありがとうございます。

もうなんというかめちゃくちゃ気分の悪くなる記事で申し訳ないです。だけど、知らなければ亡くなった猫たちは浮かばれない。こんな事件はもう起きて欲しくない。そんな思いで書きました。

この犯人は、今わかっているだけで、約6か月の間に40件以上50匹以上という夥しい数の仔猫に里親希望の問い合わせをし、12組20匹の子猫を手に入れています。子猫に幸せになって欲しくて一生懸命必死に里親さんを探している保護主さんを、言葉巧みにだましていたのです。そのうち、かろうじて保護主さんのもとへ帰れたのは3匹、亡骸となって見つかったのが4匹、後はすべて行方不明です。
子猫をだまし取られた方々の思い、なんといってみようもありません。
幸せになって欲しい、かわいがって欲しい、そんな思いを見事に踏みにじられたのです。
 許せないです…。
Commented by mycolon at 2011-11-28 16:18
うーさん、ミスティ君だけでなく、確実にわかっているだけでも7匹の子猫たちが犠牲になっています。
みんな、どんなに怖かっただろうと思うと、胸が詰まります。。。。
せめて虹の橋で、その心を癒されているといいなぁって思います。
だけど、到底無理かもしれませんね。。。。
Commented by mycolon at 2011-11-28 16:19
エイミーさん、本当に私にできることは微々たること。
だけど、何か行動に起こさなければ、何も変わらないですものね。
パブコメ、ありがとうございます。
私も、送りました。
多くの温かい思いが、このパブコメに乗って、行政にも届くといいなぁ。。。
Commented by mycolon at 2011-11-28 16:24
JENNYさん、許せないし、やるせないし、もう、なんと表現していいのかわからないくらい悲しみを感じます。

被害者の方々やサポートなさってる方々、アメブロをお使いになっているようですね。
私も、リンクをたどり、ぐんちゃん「軍手ちゃん」のことを知りました。
今でも行方が分からず、必死に探していらっしゃいますね。
その、お気もちが痛いくらいわかります。
以前、ミィを里子に出したときのことが思い出されます。
もし、ミィがこんなひどいことになっていたらと思うと、気が狂いそうになります。

本当は、欧米並みの法律になって欲しいところですが、一気には無理ですね。
少しずつ、少しずつでも、いい方向に行って欲しいものです。
Commented by mycolon at 2011-11-28 16:28
はなままさん、もう、こんな悲しい事件は起きないでと願うばかりです。
こげんたちゃんの事件から、今まで、愛護法は少しはましになったとはいえ、
まだまだ甘いです。

小動物の虐待は、いずれ大きな犯罪にもつながるっていわれますね。
子供のころから、小さな命、かよわいものをいたわる、いとおしむという心を
養っていかなければ、このような虐待は止められないのかもしれません。
おっしゃるように、法律だけでなく、教育も考えなきゃいけないでしょう。。。
Commented by mycolon at 2011-11-28 16:30
ふくたん主さま、あまり大きくは報道されていないようですね。
私もネットでしか見ていません。
こんな残虐なことが起きていても、メディアは些細な問題として取り合ってはくれないようです。
みんなが声をあげれなくては、行政はじめ法律も変わってはいかないでしょう。
小さな声かもしれませんが、わたしも声をあげたいと思います。